くるくる日誌

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【お母さん編】どんなことを聞かれる?答えにくい小学校入試の面接の質問10選

小学校受験はペーパー対策だけしていれば受かるというものでもありません。

合格をしたご家庭にインタビューをすると、皆さん「面接が不安でした」と答えます。では、その面接に対する漠然とした不安はどこから生まれてくるのでしょうか?それはどんな質問が出されるのか、その質問にどう答えていいのかわからないことにあります。

そんな面接対策に不安を感じている人向けに、過去に出された答えにくい質問を10個まとめました。今回は(お母さん編)です

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1. 様々な問題が生じているメールやLINEについて、どのようにお考えですか?

悩ましい問題です。気軽に素早くコミュニケーションを取れる便利な面が、子供にとってはいろいろなリスクになるという諸刃の剣だと思っています。

タブレットやアプリを全く触らせないというのも極端で、とくにこれからの時代に適応することも必要と考えます。 ある一定の年齢まで、親の目の届く範囲で時間を決めて使わせるルールにしています。

またメールやLINEは手法の問題ですが、その裏にある大事な点は会話能力です。それをしっかり身につけさせることがより重要と考えています。

2. 価値観の違う保護者とはどのようにするとうまくお付き合いができるとお考えですか?

価値観の違いは必ず生じるものと認識しています。絶対正しい価値観など存在しないと思っていますし、自分また自分の家族の価値観が優れているなどと言えないものだと考えています。

価値観が違うことで、他の方を否定することは頻繁に生じますが、そうではなく、会話をすることで異なる価値観を理解するところから始めます。理解することでこれまで解決してこれたことも、私の経験上、多くありました。

でもどうしても無理な場合は距離を置くこともすると思います。子どもに対しては、そのご家庭の否定的なことを言うのではなく、違いとその理由、自分はどうしたいかを考えさせるような問いかけをするように努めたいと思います。

3. 今通っている幼稚園・保育園でいじめがあり、泣いて帰ってきた時どうしますか?

子供に対してできるだけオープンな質問をして、何が起こったのかを客観的に把握します。感情的になりそうですが、抑えるようにします。 その上で、まずは園に相談します。

4 .世の中には危険で悲しい事件が起こることがありますが、どうお考えですか?

子供に対する事件のニュースを耳にするたびに、同じく子を持つ親として、許せない気持ちになります。親として精一杯守り、また地域の方々のちからも借りながら、悲劇が自分の子どもやその周りで起こらないようにしようと思うばかりです。

5. お母さまの趣味について教えて下さい。

料理です。お菓子を作るのも好きです。

6. お子さんにさせているお手伝いで、お子さんに何点をあげますか。

80点でしょうか。言われなくても気づいたことを自発的にやってくれるようになると120点です。

7. どのような言葉がけをお子さんにされますか?

『ありがとう』をしっかり言うように。というが一番多いです。

8. 父と子の関わりについてお聞かせください?

仕事をしているのでどうしても接点が少なくなりますが、休みの日は一緒に遊んでいることが多いです。知的好奇心を刺激するような体験やお話をすることを意識してくれています。

9. 過干渉についてどう思いますか?

正直、小学校受験の準備の過程で過干渉だと主人に指摘されてはっとしました。

期待の裏返しとして、気づかないままに無理強いしてしまうのが大きな原因と考えています。それで子供にストレスがかかってしまうと本末転倒ですので、身近な人からの声に耳を傾けたいと思います。

なお「過干渉」は以下をさします。Wikipediaより。

保護者が対象者を一人の主体的な人間として認めず、その子供の意思や思考自我の発達や自主性などを否定して、操り人形のごとく親の意のままにコントロールしようとすること

10. 自学自習を習慣づけるためにどうしたらよいと思いますか?

子どもは知的好奇心があれば、どんどん進んで学ぶと思っています。勉強はとかく目の前の問題集やドリルを解くことが目的になってしまいますが、それが世の中の問題とどう繋がるのか、そのドリルの問題は世の中のどんな問題とつながっているかを教えるように心がけしたいです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

このような答えにくい質問をあらかじめ自問自答しておくことで、面接本番で想定外の質問をされても動じなくなります。

一番重要なのは、「面接官の気持ちになってみる」ということです。面接官がどこを見ているのかを考えると、いろいろなことがわかるはずです。ロボットのように質問例と回答例を暗記している人は間違いなく低評価なので注意してくださいね。

また、教育方針や育て方の方針がしっかりしていると、それ軸に応用しながら答えられそうですね。

お母さんに比べて、お父さんに対する質問の方がより突っ込んだ印象を受けました。お父さんへの質問はこちら。

小学校入試の面接で使える心理学シリーズもおすすめです。

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