くるくる日誌

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小学校入試の面接で使える心理学「ハロー効果」

小学校受験の面接対策には心理学が役立ちます。「面接はどうすれば上手くいくの?」という方、「面接が不安です」という方のために、小学校入試の面接で使える心理学の知識を研究員の星がシリーズでお届けします。

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今回は、「ハロー効果」についてご紹介します。

「ハロー効果」とは?

好きな有名人が表紙の雑誌はいつも買ってしまう。Tシャツにジーンズの人よりも、スーツの人のほうがちゃんとしているように見える。そのような心理になるのは「ハロー効果」が働いているからです。

ハロー効果」によると、人はある対象を評価をする時に、それが持つ顕著な特徴に引きずられて、他の特徴についての評価を歪めてしまいます。何か顕著な特徴を発見すると、他の特徴に対して正当な評価ができなくなってしまうのです。これは「返報性」や「一貫性」のように小学校入試の面接に生かせるのでしょうか?

blog.qrucru.com

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「ハロー効果」を面接にどう活かす?

ハロー効果」の生かし方は2つあります。

1つ目は、他人から見て羨ましがられる顕著な特徴を持っている場合です。この場合は、その特徴を自慢しすぎず謙虚にしすぎず、程よいバランスでアピールするようにしましょう。面接官も人間ですので、ハロー効果によって評価にバイアスがかかります。同じような評価内容の受験者が2人以上いたら、決め手は印象の良さになります。そのときに、ハロー効果によって顕著な特徴、恵まれた特徴を持っているほうを選ぶでしょう。

ただし、日本人は奥ゆかしさを重要視します。印象に残すために、自慢のようにアピールするのは逆効果ですので気をつけましょう。さり気なく嫌味にならないように注意して下さい。

2つ目は、そのような特徴を持っていない場合です。際立った特徴を持っていない場合は、バランス感覚の良さをアピールしましょう。人は平均に惹かれる性質を持っています。「美形とは平均的な顔のこと」という研究結果もあるくらい、無意識に平均を好むようです。とすれば、素晴らしいバランス感覚の持ち主という特徴もハロー効果を生むと考えられます。

目に見えるところだけでなく、目に見えない部分にも気を遣う。そのような日々の心がけが言外に伝わります。面接で上手くいかなくても「この学校は縁がなかったのだ」と開き直れるくらい心に余裕を持って本番に臨みたいですね。

「ハロー効果」は本当に使えるの?

ハロー効果」は心理学で研究され、広告デザインやプロダクトデザイン、接客や広報など幅広い分野で応用されています。専門家の意見はその人の専門外のことであってもなんとなく正しいと思ってしまうのもハロー効果の影響です。ハロー効果の影響を受けていないところを探すほうが難しいくらいです。面接で使えるかどうかはその人次第ですが、知っておいて無駄はないのでこの機会に覚えておきましょう。

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(※この記事の内容は、記事執筆時のアプリバージョンをもとに作成しています。アプリは日々改善されているため、記事執筆時よりも優れている場合があります。予めご了承ください)

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