くるくる日誌

小学校受験の定番問題集アプリ「くるくる」を使った学習法や、学習ビッグデータ分析に基づいたお受験合格の秘訣、面接対策にも使える世界の最新教育事例を研究員が報告します。

小学校入試の面接で使える心理学「返報性」

小学校受験の面接対策には心理学が役立ちます。「面接はどうすれば上手くいくの?」という方、「面接が不安です」という方のために、小学校入試の面接で使える心理学の知識を研究員の星がシリーズでお届けします。

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今回は、「返報性」についてご紹介します。

「返報性」とは?

あまり付き合いのない人でも年賀状をもらったら返さなきゃいけない気分になる。お祝いをもらったら返すのは当たり前だと思う。そのような心理になるのは「返報性」が働いているからです。

返報性」によると、人は誰かから何らかの施しをしてもらうと、その人に対してお返しをしなければいけないという心理になります。これを小学校入試の面接に生かしましょう。

「返報性」を面接にどう活かす?

まず、基本は笑顔です。笑顔で接すると、相手も笑顔を返したくなります。面接官という役割上、感情を表に出さないようにしていても、笑顔で接してくる相手には無意識下で好意を持ちます。「面接では笑顔が大事」というのはよく言われることですが、緊張しているとなかなか気が向きません。笑顔を心がけることからまずは始めましょう。

次に、なかなか難しいですが「相手を気遣う」ということも効果的です。面接官も人間なので、優しさに弱いです。例えば、先生という仕事の大変さや学校運営の大変さなど相手が共感して欲しいと思われるポイントに共感を示すことで、相手も無意識のうちに優しさを示そうとしてしまいます。失礼にならない程度に話題に出せると良いですね。

要は、「自分が面接官だったら、自分が逆の立場だったらどうされると嬉しいか?」を考えて実行するということに尽きます。このような好意の関係が一度できあがると、同じ受け答えでも高評価されやすくなります。その意味では、話す内容よりも話し方や態度のほうが大事と言えるかもしれません。

「返報性」は本当に使えるの?

返報性」は本能的なものなので、わかっていてもかんたんには抗えません。心理学という学問で研究されているというお墨付きもあります。

返報性」はとにかく強力です。好意度とは無関係に威力を発揮しますし、実際に政治の世界やビジネスの場で頻繁に利用されています。それだけ強力な心理的テクニックなので悪用は厳禁ですが、面接という一度しかない勝負の場ですので、合格目指して上手く取り入れてみて下さい。(※ワイロやウラグチニュウガクは絶対にやめましょう)

小学校受験では面接以外にもペーパー試験なども対策しないといけません。面接対策よりもペーパー対策のほうが追いついていないという方は、ぜひ小学校受験の定番!進化する問題集くるくるをお使いください。小学校入試本番に準拠した問題が5000問以上入っており、ペーパーに換算すると5000枚以上の問題をかんたんに持ち運べます。その他、アプリならではの便利な機能がパパママを助けます。いつでもどこでもペーパー対策でき、親にも子にもストレスフリーな問題集アプリです。無料おためし問題も入っているので、まずはお気軽にお試し下さい。

(※この記事の内容は、記事執筆時のアプリバージョンをもとに作成しています。アプリは日々改善されているため、記事執筆時よりも優れている場合があります。予めご了承ください)

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