教育のICT化が先進国で最も遅れている国はどこでしょう?
正解はこの記事の最下部にあります。(答えを見たくない人はスクロールしないでください)
解説
OECDの「PISA 2012」のICT調査では、15歳の生徒に対し、学校内外での学習に際して、コンピュータをどれくらいの頻度で使うかを尋ねています。この調査によると、日本は、学校外・学校内とも活用度が調査に参加した先進国の中で最下位です。つまり、教育のICT化の最後進国といえます。詳しくは、参考記事の「データえっせい: 教育のICT化の国際比較」を参照してください。
ちなみに、学校内活用度第1位はデンマーク、学校外活用度第1位はエストニアです。エストニアは近年、コンピュータを使った数学教育にも力を入れています。同国では、公立学校による7歳からのコンピューター教育を計画しており、コンラッド・ウルフラム氏が組織する数学教育の改革組織「Computerbasedmath.org」がエストニア文部省と提携し、カリキュラム再編成を行うことがニュースになりました。
以上、研究員のエドワードがお届けしました。
参考記事:
データえっせい: 教育のICT化の国際比較
Math Rebels Invade Estonia With Computerized Education | WIRED
出典データ:Database - PISA 2012
A. 日本